世界で最も有名な私立探偵、シャーロック・ホームズ。
彼の生みの親はアーサー・コナン・ドイルであり、相棒のワトソンと共に、数々の難事件を解決していきます。
子供の頃は、ホームズの小説を読んでドキドキしたものです。
そして、そんな人は世界中にきっとたくさんいるでしょう。
そんなホームズが現代で復活!
しかも、舞台はベーカー街のあるロンドンではなく、アメリカニューヨーク。
その作品が『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』です。
舞台設定は大きく変わりますが、ホームズの持つ独特の世界観はそのまま、子供の頃に圧倒されたホームズ流探偵学を楽しむことができるのがこの 『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』 です。
全米でも大人気の 『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』 について、今までのホームズとの違い、レギュラーキャストなどをご紹介していきます。
Contents
今までのホームズとはここが違う
小説のホームズとこの『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』には違いがあります。
ただ、その違いがあるからこそ、まったく新しいホームズとして、楽しむことができるのがこのドラマの魅力です。
現代のニューヨークで復活したホームズ
小説のホームズは19世紀後半の作品ですが、そんなホームズを現代に復活させてしまったのがこの作品。
しかも、舞台はイギリスのロンドンではなく、アメリカのニューヨーク。
時代、国と大幅な違いがあるのが一つの魅力です。
「ホームズが現代の世界でどういう推理を展開するのか」
「ニューヨークという犯罪都市でどのように犯罪者を追い詰めていくのか」
そんなスリルがこのドラマでは楽しむことができます。
ワトソンは女性
シャーロック・ホームズの相棒といえば、ジョン・H・ワトソン医師。
このエレメンタリー ホームズ&ワトソン in NYでも、その部分は変わりません。
でも、決定的な違いがワトソン医師が女性であるという点です。
ホームズの作品は、小説のみならず映画、ドラマと色々な作品が存在しますが、ワトソンを女性に設定しているのはこの作品くらいです。
女性ならではの視点が加わることで、ホームズの世界観が新しく広げてくれたというのは、この作品の大きな魅力です。
レストレード警部はレギュラー登場せず
ホームズに登場する警部といえば、スコットランド・ヤード所属のレストレード警部です。
小説でも、当初はホームズのことをアマチュアと軽蔑したような見方でしたが、ホームズの能力を知っていく内にホームズに一目置くようになり、ホームズ作品としては、なくてはならない存在です。
でも、今作では、レギュラーとしての登場はありません。
シーズン2で初登場し、以後も多少の関わりはありますが、小説のように定期的に登場することはありません。
レストレード警部ファンとしては、少し寂しい部分はありますが、その不在を感じさせないぐらいに楽しめるというのもこの作品の特徴ですね。
レギュラーキャスト
『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』のレギュラーキャストをご紹介していきます。
シャーロック・ホームズ
ジョニー・リー・ミラー(吹替:三木眞一郎)
世界でもっとも有名な探偵ホームズ。
ずば抜けた観察眼を持つ超一流の探偵です。
探偵としては、超一流の腕を持ちながらも、嘘に対する拒否反応は、尋常ではなく、その嘘が相手の気遣いからのものであっても、とことんまで嫌悪しますし、それを隠すこともしません。
とことんまでに真実に対する追及を事件だけではなく、自分、人間関係とすべてのことに適応しようとするため周囲との壁ができていきます。
また、ある事件をきっかけに薬物依存に陥り、その治療過程というのもこの作品の展開の一つですね。
ジョーン・ワトソン
ルーシー・リュー(吹替:田中敦子)
ホームズのパートナーであり、理解者であり、そして麻薬依存者回復をサポートする「付添人」の元女医のワトソン。
出会いからして、小説とは違った独特の展開ですが、そんな違和感を微塵も感じさせないのは、このワトソン女史の魅力の一つです。
最初の頃は、殺人現場を直視すらできませんが、ホームズと行動を共にするうちに探偵としてんの素質を開花させていきます。
また「変人」ホームズと周りの人達との仲介人でもある彼女の存在は、このドラマでなくてはならない存在ですね。
トーマス・グレッグソン警部
エイダン・クイン(吹替:堀内賢雄)
ニューヨーク市警の警部です。
本人も過去に何度も表彰されるなど警部としても非常に優秀。
思いやりがあり、部下からの信頼も厚く、ホームズでさえ一目置いている存在であり、ホームズの数少ない理解者の一人です。
このドラマでホームズがニューヨーク市警の顧問として活動できるのも、グレッグソン警部だからこそ。
上からも下からも信頼される警部ですが、娘には弱かったりと人間らしい面も垣間見せてくれます。
ワトソン女史をホームズのお母さんとするなら、警部は間違いなくホームズのお父さん的な存在ですね。
マーカス・ベル刑事
(ジョン・マイケル・ヒル 吹替:あべそういち)
ニューヨーク市警の刑事のベル。
最初は、独特な捜査を展開するホームズに懐疑的な対応ですが、ホームズが解決事件を解決するさまを見る中でその能力を認めていくようになります。
何事にも真面目で、努力することを怠りません。
そんな真面目でまっすぐなベル刑事は、圧倒的な能力はなくても、見ていてすごく好感が持てる人物ですよね。
レギュラーキャストも豪華で、基本的な話の構成は1話完結で見れるため、手軽に見ることができる作品です。
元々ホームズが好きな人は、ワトソンが女性という点で、少し違和感を感じ敬遠してしまうかもしれません。
実際、私自身、最初は敬遠して見ていなかったのですが、試しに1話見てみると、小説とはまた違った魅力を持つホームズやワトソンがすぐに好きになりました。
『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』はどこで見れる?
現代版ホームズという事で、かなりの設定変更などもあるのがこの作品ですが、それゆえ迷っている方も多いと思います。
ただ、1話完結で見ることができるので、迷っている方は、1話だけでも見てみることをオススメします。
エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NYは、下記でシーズン1~6まで視聴可能です。
- Hulu
- Amazonプライム
まとめ
今回は、『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』の今までのホームズ作品との違いや、キャストについて主にご紹介していきました。
ホームズ作品という事でイギリス人俳優を中心にキャストが組まれている部分はありますが、NYという大都市でのホームズという着目点が非常に楽しいのがこの作品です。
また、ワトソン女史という事もあり、他のホームズ作品にはない女性ならではの視点を楽しむことも可能です。
基本的には、1話完結で見ることができますので、迷っている方は1話だけでも見てみてください!
今までとはまったく違う新しいホームズワールドである『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』を是非お楽しみください!